最終更新日 | 2022/3/29 | 訪問日 | 2022/3・2017/12 |
【ホクシンケン食堂】基本情報
ほくしんけん しょくどう
住所:〒326-0814 栃木県足利市通4丁目3505
TEL:0284-21-2864
公式サイトなし
【営業時間・定休日】
営業時間:11:30~20:00 通し営業
定休日:水曜日
テイクアウト・出前あり
口コミ評価:Google 4.1点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆テレビでおなじみのホクシンケンに行ってみたい
◆昭和のレトロ食堂が好き
◆安くて美味しい定食屋さんを探している
◆お弁当をテイクアウトしたい
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【アド街ック天国他テレビでおなじみ昭和のレトロ食堂 ホクシンケン】
「ホクシンケン」は、大正8年に創業した足利で最も古い食堂です。
もとももとはご近所さん、近隣のサラリーマンを相手に商売していたお店です。そのレトロすぎる外見からマニアを引き寄せていたかもしれませんが、テレビに登場するまで、足利市民で利用したことのある人はそれほどいなかったのではないかと思います。
私も2軒先の鳥精肉店には鶏ガラを買いに何度も行ったことがありますが、子供の頃は営業している食堂だとは知りませんでした(笑)。
でも、2011年放映の「アド街ック天国」で有名になり、その後も何度かメディアに登場。今ではあのお店で食べてみたいと遠方からやってくる観光客も多いそうです。
「ホクシンケン」は外見も店内も昭和の中期で時が止まったようなとても古いお店なのですが、値段が安くて美味しい定食が食べられると評判です。実際に行ってみると、テレビで出たからではなく、雰囲気が良くて、ご飯も美味しいから長く続いているというのが分かりますよ。
通し営業なので、営業マンや観光客にとっても、ランチタイムが終わってしまっても食事にありつけるので便利なお店です。
場所は、森高千里さんの歌でおなじみ、「渡良瀬橋」の北側交差点からすぐのところにあります。東武線足利市駅からは徒歩10分ちょっと、鑁阿寺・足利学校から15分、織姫神社階段下の交差点からは5分少々です。
「ホクシンケン」の外観
「おいしいハンバーグ、ショウガ焼肉」、隣には「大正8年」、「うまさとボリュームの店」という古びた看板も出ていました。
駐車場はお店の前の右側、ガードレール沿いに3~4台縦列駐車できます。前の通りは駐停車禁止のラインもないので、駐禁にはならないはず(多分私道なので)。
お店のすぐ下にも駐車場はありますが、道なりに下りて行った先の線路踏切には車止めがあって通り抜けできないので、お店で声をかければ近所の空き地を案内してもらえます。
ホクシンケンは出前もお持ち帰りもやっていて、ご近所さんとはもう3代以上も前から古いお付き合いなので、好意でお客さんの車を停めさせてくれるそうです。
【昔はモダンな洋食屋さんだった?ホクシンケンのレトロすぎる店内】
緑色の暖簾をくぐると、左が厨房、中央はスチールのテーブル席
厨房側
右側は昔の喫茶店にあったようなボックスシート席(アベックシートとでも呼ばれていたのか)。
絵に描いたようなレトロな店内。
椅子の数からすると定員12名ですが、ボックス席はテーブルが小さいので全員が食事をするのにはやや難儀するかもしれません。
お店の奥から見た入口方面
店内ではテレビを見ながら食事ができます。古いけれどとても落ち着くお店です。
これは創業当時なのか、セピア色の写真。
お店の看板には「北清軒」、その下には「西洋食堂」(cafeではなく、cafue?)と書いてあり、当時のカフェの給仕風の白いフリルのエプロンを身に着けた女性も写っています。。
【ホクシンケンのメニュー】
ホクシンケンのメニューは全部で27品。意外と充実しています。
ハンバーグ、とんかつ等のおかず系の値段は単品価格です(2022年)。これに150円プラスでお味噌汁、ごはん、お新香付の定食にできます。定食のコスパは半端ないです!!
壁には茶色く変色したメニュー表(2022年)。達筆なのが目に留まる。お飲み物のフォントが昭和風。
汁物以外はほとんどのメニューをテイクアウトできます。
営業時間内は近所に出前も行っています。
こんなご時世なので、お昼時以外はテイクアウトのお客さんが多そうです。
【ホクシンケンで食べたメニュー】
今回は、「モヤさま」で美味しそうに見えたハンバーグ定食にしました。
こちらが定食の4品。お味噌汁はわかめと豆腐、お新香も甘い味付で美味しいです。
ハンバーグは冷凍品を焼くだけではなくきちんと調理しているようです。つなぎのタマゴを割るところから、ひき肉の塊をたたいている音とか厨房で作っている音が聞こえてきますが、それでも10分少々で出てきました。
綺麗な形をしたふっくらと焼き上がったハンバーグ。
付け合せのサラダも新鮮です。
ハンバーグの中身は粗みじんのたまねぎがたっぷり。
ソースのベースはウスターソースとケチャップなのでしょうが、ケチャップ多目で甘さとほんのり酸味の効いたハンバーグでした。
どこか懐かしいけれど、プロが作る味で大人が食べても美味しいです。これは看板メニューになるはずだと納得。
2回目はに大看板メニューのもう一つ、「ショウガ焼肉定食」
甘すぎず、醤油の味が濃いめで好みの味付け。
残ったタレをご飯にかけたくなります。
お持ち帰りで唐揚げも注文しました。
醬油タレにたっぷり浸した香ばしいもも肉のから揚げ。
家まで我慢できず、お店で半分食べてしまいました(笑)
味付は濃いですが、ジューシーで美味しいです。おにぎりが欲しくなる味。
2回目はお店でショウガ焼肉を食べたので、ハンバーグの単品を持ち帰りました。
家ではとろけるチーズを足したりアレンジしても美味しいです。
【ホクシンケン お店の感想】
外観も店内も相当古いですが、初めてでもどこか懐かしさと居心地の良さを感じるお店でした。
実際に食べてみるまでは古臭い味を想像していたのですが、これが意外と美味しくて良い意味で裏切られました。
普段のランチで通っても飽きないんじゃないかな。他のメニューも試してみたくなりました。
外観の奇抜さやメディアで取り上げられたという物珍しさで来た人も、別の意味でファンになるのではないかと思います。
食事の味 ★★★★4.1
お店の雰囲気 ★★★★4.4
清潔感 ★★★3.8
接客 ★★★★4.3
コスパ ★★★★4.3
総合 ★★★★4.18
*基準点は4.0点/5.0点
【ホクシンケン 数々のメディアに登場】
店内に飾ってあった昭和47年~49年にかけて新聞で報道された時の切り抜き。
先代のご主人が飼っていた芸達者な看板猫「チーコ」が取り上げられています。これがそもそもの始まりだったのかも。
「ホクシンケン」の名を全国に知らしめた「アド街ック天国」2011年5月14日放映。
撮影は東日本大震災の直前に行われていて、スタッフも当日は足利にいたということでしたが、震災で一度はロケも中止されたのだとか。
「アド街ック天国」に取り上げられたランキングは個人的に行ったことのないお店も多く、当時は違和感がありました。ホクシンケンの場合は当時の市長がご近所さんで、おじいさんの代から通っていたお店だったんですね。実際に訪問してみると足利最古の食堂で、歴史のまち足利を象徴するお店の一つだったのかと再認識できます。
参考記事⇒「アド街ック天国 足利」
足利市の観光大使でおなじみ、勝俣州和 ことかっちゃん。当時の市長とのご縁で観光大使に就任されましたが、今でもイベントがあると足利に来てくれます。
記憶に新しい「モヤモヤさまぁず2」の足利ロケ 2016年8月14日放送
この時は、大竹さんが「いつもロケでハンバーグを食べている」と言いながら、ホクシンケンのハンバーグと足利のシュウマイを食べておいしいとコメントしていました。
ホクシンケンのご主人、女将さんと出演者で記念撮影した写真。
とても楽しいロケで、一生の思い出になったそうです。女将さん曰く、さまぁずのお二人(とくに三村さん)はテレビで見るより小柄で細かったそうです。
こちらは、伊藤英明さんのサイン
こちらの映画ロケはあまり知られていないかな。
2017年6月10日に公開された藤原竜也と伊藤英明ダブル主演の映画「22年目の告白」。
~あらすじ~
時効後に名乗り出た、殺人の告白
かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。
その犯人が、事件から22年後、突然みずから名乗り出た。
会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる曾根崎雅人という男だった。
顔をさらし、肉声で殺人を告白する曾根崎の登場にネットは熱狂!
賛否両論をまき散らしながら本はベストセラーに。それだけでは終わらない。
マスコミを連れての被害者遺族への謝罪、刑事への挑発、そして、サイン会まで。
そのすべてがあらゆるメディアを通じて発信され、SNSで拡散されていく・・・。(楽天ブックスより)
映画のロケでホクシンケンに来店されたのは刑事役の伊藤英明さんでした。
ホクシンケンは東京にある定食屋さんという設定で、映画の中では第一事件の現場として登場します。
1度目は、事件発生時だった若い時の刑事という設定、2回目はポスターの写真にあるような事件から22年目を経過した時の設定で訪問されたそうです。
なんと、この映画の1度目のロケの翌日に「モヤモヤさまぁず2」のロケがあったのだとか。ホクシンケンはロケハンには目に留まりやすい風貌なのか、忙しいお店ですね^^
【ホクシンケン食堂 2022】
このお店の情報、訪問した感想がございましたら、コメント欄へお寄せください。
*情報は掲載時のものです。
変更されている場合がございますので、お出かけの際には事前に店舗・施設にご確認ください。
【ホクシンケンへのアクセス】
◆車
北関東道「足利IC」から6キロ17分、「太田桐生IC」から8キロ15分、東北道「佐野藤岡IC」から18キロ、30分。
ドラぷら
◆電車
JR「足利駅」から1キロ、タクシー5分、徒歩14分、東武伊勢崎線「足利市駅」から1.1キロ、タクシー7分、徒歩15分。各駅からあしバスアッシー小俣線「通4丁目」(さくら不動産前)下車、徒歩4分、又は「通5丁目」(かふぇあんでぃーぶ前)下車、徒歩6分。
Yahoo!路線情報・あしバスアッシー時刻表
地図
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