【名草厳島神社】基本情報
なぐさいつくしまじんじゃ
住所:〒326-0001 栃木県足利市名草上町4990
お問合せ先 TEL:0284-41-9977(名草公民館)*神社から6キロ手前にあります
【営業時間・定休日】
営業時間:とくになし
定休日:とくになし
*社務所は5/4・5/5のお祭りの時期に限り開いています
口コミ評価:google 4.4点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆足利の七福神めぐりをしている
◆名草の巨石群と合わせて足利のパワースポットに行ってみたい
◆子宝・安産祈願のために胎内くぐりを体験したい
◆20分近く山道を歩くのが苦にならない
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【名草厳島神社(名草弁天)~足利七福神めぐり】
名草厳島神社、通称名草弁天のご紹介です。
名草厳島神社は、足利七福神めぐりの一つでもあります。
名草厳島神社は足利の最北部にある山の中のとても静かな神社で、名草巨石群と合わせて個人的には足利一のパワースポットではないかと思っています。
足利インターから名草に向かうとすでに空気が変わるのが分かると思いますよ。
【名草厳島神社へのアクセス】
足利の中心部から北へ15キロ、北関東道足利ICからは車で15分の距離です。
最寄りのバス停「入名草」までは2キロほど離れているので、自家用車又はタクシー利用になります。
ナビで設定する場合には駐車場の近くにある「弁天釣堀」(TEL:0284-41-9178)で。
普段は無人の神社なのでお問合せ先は「名草公民館」になっていますが(TEL:0284-41-9977)、神社からは6キロほど手前にあるのでご注意ください。
アクセスの詳細は下部に記載しています。
周囲は県立自然公園「関東ふれあいの道」のハイキングコースになっていて、足利の山々を縦走できます。
ここから行道山浄因寺までは8.5kmあります。
足利低山ハイキングコースPDF
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/uploaded/attachment/6148.pdf
駐車場はこの鳥居の手前にあります(普通車10台、バス3台)。
右の奥には売店、釣り堀やキャンプ場があります。
名草の巨石群へは、厳島神社の参道脇から徒歩で行く場合(400m)と、釣り堀を奥へ車で10分ほど山道をぐるっと裏側に廻り、すぐ脇の駐車場からも行くことができます。
上にはトイレも売店もありませんので、駐車場の近くで用を足してからどうぞ。
駐車場から本殿へは600mほどですが、登り坂なので意外とキツイです^^
ゆっくり歩いて15分~20分ほどかかります。
ほとんど舗装された道ですが、神社から歩いて巨石群に向かう道中は山道です。また、境内には小さな橋があったり、胎内くぐりりなど、足元の悪い場所もあるので、サンダルやパンプスではなくスニーカーがおススメです。
鳥居にある「厳島神社」の額
「厳島神社」の石碑
正式名称は「厳島神社」ですが、名草弁天と呼ばれることも多いです。神仏習合の名残です。
足利七福神めぐりでは、明石弁天(本城厳島神社、通称:美人弁天)、長尾弁天(通六丁目厳島神社)とここの3か所に弁天様がいらっしゃいます。
鳥居脇の小さな滝。
参道に沿って名草川の清流が流れています。
厳島神社といえば、安芸の宮島が有名ですが、どこの厳島神社でも「水・清流」がキーワードになっていることが多いですね。
日本三大弁天=宮島の厳島神社、江の島の厳島神社、琵琶湖竹生島の厳島神社。
参道は車止めがあって車両通行禁止でした。
渓流の音を聞きながら、舗装された道をまっすぐ進みます。
「弁財天 黄金の川」とありますが、
上流から流れてきた砂金?・・・ではなくて、雲母です!(^^)!
この一帯が花崗岩(かこうがん)に囲まれているからなのですね。
沈殿して黄金色になっていました。
前日は大雨だったので、若干濁ってはいますが、それでも川の水はとても綺麗です。
途中、左側に石碑がありました。何と書いてあるのかは読めません(^_^;)
舗装道から山道に変わり、
ここはお水取りの場所でしょうか?
と思ったら、手水舎はないので、ここでお清めをするようです。
川の水をパイプで引水して滝のようになっています。
この日はお役所の方なのか、水質調査らしきことをやっていました。
2つ目の鳥居が見えたところで
巨石群に向かう分かれ道がありました。
先に弁天様にお参りです。
厳島神社と書いてあるのか、扁額の文字は判別できません。
「弁慶の割石」です。
弁慶がこの石の上に仁王立ちになり手にした楊杖で、「エイッ」とばかりに突いたところ、さしもの此の大石も弁慶の怪力によって見られるとおり真っ二つに割れて現在の姿になったと言い伝えられております。
う~ん 見事に真っ二つです^^
ずっと以前に訪問された方のブログには、この石の周りが水で満たされていて、「宝之泉」と書かれていたのですが、この日はお水はありませんでした。
レンズに傷がついてしまったのですが、光の入り方がパワースポットみたくなりました(^_^)
弁天様の石像がありました。「安産・子宝 弁財天」
比較的新しいです。
弁天様は、技芸・学問・弁舌の神様(仏様)なので、琵琶を持っていることが多いですが、インドの水の神様サラスヴァティは水の神、龍神・白蛇信仰に結び付いており、とぐろを巻いた白蛇の上に弁天様が乗っている場合もあります(宇賀神像)。
反対側には神楽殿らしき建物。
奥の古い木造の建物が社殿ですが、手前に大きな石があり、
石の前には「胎内くぐり」の案内板がありました。
「このお供石の下に洞窟があります。ここをくぐり抜けることを胎内くぐりと言います。そして、胎内くぐりを致しますと、子供のない方は子宝に恵まれ、妊娠している方は、お産がたいへん軽くすむと言われております。どうぞお参りの後で胎内くぐりをしてください。」
というわけで、先にお参りします^^
社殿も、自然に積み重なった大きな石(磐座)の上に建てられており、お供石と赤い橋(神橋と言ってよいのか)で結ばれています。
橋の奥には川の水が巨石をつたい、滝のように流れています。
かなり年季の入った社殿ですね。
「仁年間(810~824年)弘法大師空海によって勧請されたと伝えられ、江戸時代中期には別当である金蔵院によって巨石の上に石宮、 後に弁財天像(現在も金蔵院弁財天堂に祀られる)が造立されました。江戸時代の祭典の際には、弁財天を運び祭礼を行っていたましたが、明治維新の神仏分離により、 厳島神社となり平成元年新たに弁財天を造立しました。
鎮座している名草巨石群は国指定の天然記念物です。
足利七福神めぐり社寺の一つで弁財天<福徳財宝・家内和合>の神社です。」
弘法大師は白蛇に導かれてこの地を訪れたと云われているようです。
参道の途中で、山かかしが2匹干からびていましたが・・・。
「厳島社」と書いてあります。
その隣には、東京や千葉の会社名と思われるものがズラッと並んだ奉納の額がありました。
昭和59年とあります。
拝殿には白蛇の額が飾られています。
通常は、拝殿→幣殿→本殿と並んでいるはずのところ、拝殿の脇を見てみましたが、奥に建物はないようです。
拝殿の右側を見ていると、小さな祠がありこれが本殿ではないかと思われます。
実は、拝殿に向かう途中、パッと目に入って、エネルギーを発しているに感じました。
こちら、社殿と巨石を結ぶ神橋。
鉄製でできており、一人がやっと通れる幅で、高さもあるのでちょっと怖いです。
お供石のアップ。
拝殿脇の小さな祠とこの巨石からはエネルギーを感じました。
とくに、この巨石は癒しのエネルギーを発していて、神社にある御神木のような感じです。
手を当ててみるとすーっと気持ちがホンワカと軽くなるのを感じます。
この巨石が御神体のようですね。
そういえば、この神社には御神木らしきものはありませんでした。
拝殿脇の祠の横に大き目の木がありましたが、御神木かどうかは不明です。
下を見ると結構な高さがあります。
お供石から見た拝殿。
御祭神:市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
御由緒の案内板もパンフレットもないので詳細は不明ですが、wikiによれば、社格は旧村社のようです。
厳島神社といえば御祭神は宗像三神、とくに中心となる市杵嶋姫命です。
市杵嶋姫命は、宗像三神(田心姫命、田寸津比売命)の三姉妹の一神です。
(神主以外は立ち入ることのできない宗像大社沖津宮を遥拝する海岸)
古事記には、
「須佐之男命(すさのおのみこと)が高天原を奪いに来たのではないかと天照大御神が疑いをかけた際、須佐之男命は潔白を証明するため、持っていた十拳剣を天照大御神の勾玉を交換し、誓約(うけい)をして子を産みましょう、と申し出た。
天照大御神が須佐之男命から受け取った剣を岩に叩きつけると、剣の欠片から美しい宗像三女神が生まれたので、潔白が証明された。」
という話があります。
その後、須佐之男命は高天原で乱行を繰り返したのですが・・・。
日本書紀では、宗像三女神は天孫降臨の際に道中の安全を守護するよう天照大御神から命じられたとあり、そこから海上安全、交通安全の神として信仰されるようになりました。
宮島をはじめ、厳島神社が水辺と縁が深いのも頷けます。
いちきしまが「斎島(いつくしま)」(謹んで神を祀るという意味)に由来するとも言われています。
一方、市杵嶋姫命を弁天様として祀るようになったのは、先ほどのヒンズー教の神様(サラスヴァティー)が日本に入ってきてからです。
民間信仰との習合により、江戸時代以降、市杵嶋姫命と弁財天を同一視するようになり、七福神の一つとしてもてはやされるようになりました。
明治時代に神仏分離された以降もその名残が全国の厳島神社で残っています。
先ほどの胎内くぐりですが、
入口を見てみると
中は真っ暗で狭く、一人で入るにはちょっと怖かったです^^
なので、今回はパスしました(^_^;)
では、鳥居の方に戻ります^^
御神木になりそうな巨木はないのですが、マイナスイオンたっぷりの参道です。
道端にいたアカガエル。
入口の赤い鳥居を出ると、
脇に石の鳥居がありました。
階段は草で覆われていて、蜘蛛の巣が顏に巻きついてきました(>_<)
ボロボロの状態ですが、石碑には「日光神社」とありました。
う~ん、神様はいなそうな感じ。
日光神社は、足利市名草中町3436に立派な神社があり、そこの御神木である杉が根元で5本に分かれているという珍しい杉で、足利市の天然記念物に指定されています。
そちらの御祭神は大己貴命と田心姫命、味耜高彦根命なので(日光二荒山神社と同じ親子三神)、こちらもそうなのかもしれませんが、詳細は不明です。
お参りも終わり、御朱印はどこで頂けるのかとちょっとウロウロ。鳥居脇の売店に向かいました。
【名草厳島神社の売店】
平日だったので、空いていたのはこのお店だけでした。
山歩きで汗をかいたので、かき氷が目に留まりました!(^^)!
注文したのはいちごミルク。癒されますね♪
名草の山では、足利市の中心部よりも2~3度気温が低いので、夏場も木陰は涼し目です。
売店のおばちゃんに、厳島神社の御朱印はありますか?と尋ねると、
「5月のお祭りの時にしか宮司さんがいないので、七福神めぐりのスタンプだったらありますよ。」
と言って、場所を案内してくださいました。
鳥居の左側に建物があり、玄関前にスタンプが置いてありました。
こちらが、名草弁天のスタンプです。
今回は御朱印帳に押しましたが、足利七福神めぐりのパンフレットでスタンプラリーができるようになっています。
七福神は7人ですが、足利では11か所寺社があります。
一日だとちょっと忙しいですね^^
名草厳島神社の例大祭は、5月4日・5日です。
続いては、厳島神社の奥宮である「名草巨石群」に向かいます。
*情報は掲載時のものです。
変更されている場合がございますので、お出かけの際には事前に店舗・施設にご確認ください。
【名草厳島神社へのアクセス】
◆車
北関東道「足利IC」から10キロ15分、「太田桐生IC」から22キロ28分、東北道「佐野藤岡IC」から32キロ、30分。
ドラぷら
◆電車
JR「足利駅」から13キロ、タクシー25分、東武伊勢崎線「足利市駅」から30キロ、タクシー30分。各駅からあしバスアッシー・名草線で終点「入名草」下車、2キロ徒歩35分。ココファーム&ワイナリーから11キロ、タクシーで20分。
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