今回は、足利市の大岩毘沙門天(最勝寺)に行って参りました♪
毘沙門天は大みそかの「悪口まつり」が有名ですね。
大岩毘沙門天といえば、
小学生~中学生の頃、
織姫山→両崖山→毘沙門天のハイキングコースに
何度も遠足で行ったり、オリエンテーリングをしたりという思い出くらいで、
お寺があることすらあまり記憶に残っていませんでした^^
なので、お寺を見に行くというのは今回が初めてです。
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大岩毘沙門天 案内板
大岩毘沙門天は、日本三大毘沙門天の一つで、
足利七福神めぐりにも含まれています。
先ほどの鳥居の前からだと、ハイキングコースを歩くので、
迷いながらもこちらの階段横に車を停めました。
この石段は、江戸時代に造られ、足利市指定有形文化財だそうです。
手水舎
土日しか人はいないようで、お水は止まっていました。
龍は青銅ではなく石です。
山門
元禄6年(1693)改築にして其後祖先追福のため月谷板倉の堀江一族
之を営み来れり。仁王御丈一丈(約3米) 運慶の作
足利市指定有形文化財
左
右
木造金剛力士立像(1対) - 江戸時代 - 足利市指定有形文化財
まるで生きているかのように迫力がありました。
誰もいなかったので、ちょっと怖いです^^
鐘
山門の中にびんずる様?
撫でたかったですが、柵があったので触れず。
本堂 足利市指定有形文化財
宝暦12年(1762年)に再建されたもので、平成5年度から6年度にかけて大改修されています。
本尊は1寸8分(4.5センチメートル)の純金像で、聖徳太子の作といわれています。
土日は人がいるようですが、平日は誰もおらず。
ご本尊は、毎月1日が御開帳だそうです。
大岩毘沙門天由来
日本三体の霊佛
京都鞍馬山、大和信貴山、野州大岩山、いずれも聖徳太子の作であります。
聖武天皇のお守りに行基菩薩が大和の国、奈良菅原寺に任った時尊信せる
霊佛にて行基菩薩の菩堤心に誓って東国に降り坂東太郎の北の地に祀る
可き良き所があると来たのです。ある夜夢に武人が現われ北の方に
紫雲棚引く大岩山がある、ここに祀れとの事にただちに大岩山に安置した
のであります。その時が天平17年乙酉(745)であり安置した趣きを直ちに
上京いたしそのむね聖武天皇に奏上いたしました。
天皇は非常に御喜こびになって、ただちに行基に大僧正の位を賜り
又大岩山多聞院最勝寺と号する事を許されたのであります。
本堂、経堂、釈迦堂、三重塔、山門、鐘楼、薬師堂及び12坊を建立、
また壱千五百石を賜ったものであります。
「真言宗の古刹、最勝寺は天平17年(745年)、聖武天皇の勅令によって、行基菩薩が開いたと伝えられ「大和の信貴山」、「山城の鞍馬山」と並ぶ日本三毘沙門のひとつとして知られている。境内には樹齢600年の老杉がうっそうと茂り、古い寺歴を物語るとともに禁猟区になっているため生息する鳥類も多い。毎年大晦日には、1年のうっぷんを晴らし、すがすがしい気分で新年を迎えるため互いに悪口を言い合う奇祭「悪態祭り」が有名です。環境庁・栃木県」
本堂の左横
境内社のようなお宮がありました。
「山王社」毘沙門鎮守堂にして桃山時代の建築にて当寺建物中最も古きもの、
破損により昭和52年2月吉日修復せり
左から「西宮大社」
「山王社」
稲荷明神
「大黒天」
本堂の右側 ちょっとトイレをお借りしました^^
樹齢600年の老杉。市の天然記念物です。
社務所兼売店に御朱印の見本がありました。
トコロテンとラムネを売っているようです。
右側の地図は「足利百名山」の手書きのもの。
田中さん作で、自宅の電話番号も書いてありました。
(→一応拡大してみました 足利百名山地図)
階段を下りる途中
鐘楼がありました。
確かに危なかった。木の手すりが折れそうで。。。
1回100円ということで、お金を入れてゴーンと鳴らしてみました♪
下に動画を載せてあります。
山に響き渡るかと思ったら、それほど大きな音ではなかったです^^
駐車してある所からさらに下に下って行くと、
叶権現
足利義兼の孫、秦氏が山下平石の智光寺より大岩山へ
百ヶ日の祈願成就日参の折、九十九日目祈願の昄途
行基堂の傍らに一白蛇をみとめ心密かに奇瑞なりと祈願成就の折
一大岩石の麓に一間四面の茅葺伝堂を建立し叶権現と称せるに始まる。
今は僅かに小石宮その跡に現存す。願事はなんでも叶うと
伝えられております。~案内板より
叶権現の御神体は白蛇なので、金運の御利益があるそうです。
何もお願いして来ませんでしたが、
ここをパワースポットと崇めている人もいるそうです♪
「子種石」
大岩七石の一つ。
当時8人の白衣の金剛童子が忽然と姿を消して化石になった。
叶権現、毘沙門天信仰をなし子供のなき人がこれを触りしところ
授かったという伝説があります。
大岩山石造層塔(栃木県指定有形文化財)
中にあるのが、先ほどの叶権現の現れた石です。
こちらは麓にある入口です。
足腰に自信がある方はこちらからどうぞ♪
【毘沙門天王】 毘沙門天皇は七福神の中で、商売繁盛、金運如意、開運招福、心願成就の徳を最も厚く授けてくださる神様です。有り余る福を毎日さん三べんも焼き捨てているほどの福の神です。大岩山毘沙門天王の、御尊体によろい、かぶとを召されておられるのは、世の中のあらゆる、邪魔者を退散してやるというお姿で、見るからに恐ろしそうな尊顔は心を強く持って、どんな苦しい困難に出会っても、我慢強い精神で何事も行えということを教えておられるのです。又右手に宝塔を持っておられるのは、いかなる心願をもかなえてやるとの福徳の御印で、左手の宝槍は、心ある者には金銭財宝を位のままに授けて、商売繁盛させてやるぞとの思し召しです。
【ヲンベイ シラマンダヤ ソワカ】
これは毘沙門天皇の御真言ですから身を清め、心を静めて東北方に向かって、御唱えしてください。又「福分薄き者は我が名をきかず」とも申されて、福分のない者は毘沙門天王と云うお名前さえ聞かずに居る人がある。然るに縁あって毘沙門天王の尊前にお詣りの出来た人は余程福分のある方と申さねばなりません。この勝縁を喜んで毘沙門天王様に一層御縁を深めてください。少しでも体を元気に、思いごとを成就したいと思う人は、毎月一日が御縁日ですのでご来山の上、御尊天の御加護を祈って頂きたいと思います。」
~最勝寺のチラシより
境内に上がる階段
境内
鐘を鳴らすところ
大岩山毘沙門天最勝寺
足利市大岩町207
TEL:0284-21-8885
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